神社名 | 酒賀神社 |
よみ | すがじんじゃ |
住所 | 鳥取市国府町菅野70 |
祭神 | 大穴牟遲命 八上姫命 大山祇命 罔象女命 須佐之男命 |
祭祀 | 例祭4月19日 夏祭(大祓)6月19日 秋祭10月19日 |
旧社格 | 郷社 |
各種指定 | 御神木(杉)県銘木百選 |
その他 | 本殿 天保13年(1842)建立 境内面積 12,438㎡ 扇ノ山の北西の麓、90段の石段を登った、海抜400mの地に鎮座し、スギ・ブナ等の老木に囲まれ、参道は苔むしている。 西南方に県天然記念物「オオミズゴケ」の群生する菅野大湿原を望む。 御神木は、老杉(樹齢500年、幹周5.2m、高さ30m)。 |
由緒
創立年代不詳。『日本三代実録』貞観3年(861)10月の条 に「因幡国正六位上酒賀神授従五位下」、貞観16年(874)5月の条に「授因幡国須賀神従五位上」と記されている国史現在社である。
大草郷12ヶ村の総氏神として崇敬された。
元禄3年(1690)の小泉友賢書「因幡国正五位下酒賀神」の木簡が残っている。
文政9年(1826)野火により社殿を焼失したが、天保13年(1842)に再建したのが現在の社殿である。
明治初年に酒賀神社と改称。
平成13年、 殿ダム新設に伴い、拾石神社(も と瀧神罔象女命)と殿村神社(も と荒神須佐之男命)を合併した。 本殿には多種の彫刻が施され、酒の神にふさわしい「酒呑童子」 の彫刻が目を引く。
『因幡誌』は「平家滅亡後、二位尼が三種の神器を当社に依託。 宝暦年間(1752~64)に雲州の神官門脇好井がこれを見て、 この宮におけば火災盗難の恐れあり、出雲大社に保管するのが安全として持ち去った。その証として神器を模写した三幅を寄進した。」という伝承を載せているが、文政の火災により写幅は現存しない。
社家の長尾氏は現宮司で五十代に及ぶ。