神宮式年遷宮について
20年に一度、神様のお引っ越し
伊勢の神宮では20年に一度、御社殿や御神宝を全て新しく造り替えるおまつりが行われます。
これを「式年遷宮」といい、9年もの歳月をかけて盛大に執り行われます。もちろん造っておしまいではなく、お引っ越ししていただかなくてはなりません。神様が新しい御社殿にお遷りになる「遷御」の儀は、まさにハイライトといえます。
前回の式年遷宮では、平成25年に「遷御」が行われました。当時はテレビや新聞、雑誌等でお伊勢参りが度々特集され、日本中がお祝いムードだったことを覚えている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
あなたも参加できるかも?
神宮式年遷宮は、非常に多くの方々のご尽力によって進められます。
神宮の神職さんや職員さんだけではなく、神領民と呼ばれる地元伊勢の皆さんもご奉仕をされます。さらに現在では、特別神領民として全国の神宮崇敬者も奉仕をさせていただけるようになりました。
特別神領民としてご奉仕できるのは、33ある諸行事と祭典の中で、
〇御社殿に使われる木材を運ぶ 「御木曳(おきひき)」
〇御社殿の足元に石を運んで敷き詰める 「御白石持(おしらいしもち)」
の2つだけです。前回の式年遷宮には、この鳥取県からも多くの崇敬者が参加させていただきました。
なにぶん20年に一度ですから、一生のうちにそう何度も奉仕はできません。神宮で1300年続くおまつりに、ほんの一度でも関わらせていただけることができれば、それは大変ありがたいことであると思います。
時期が近づくと県内の神社でも募集を始めますので、お近くの神社か鳥取県神社庁までお問い合わせいただき、ぜひ共にご奉仕しましょう。
神宮公式ホームページでは、貴重なお写真や絵巻物とともに解説をご覧いただけます