神社名 | 稲葉神社 〈通称 稲葉天〉 |
よみ | いなばじんじゃ |
住所 | 鳥取市立川町5丁目115 |
祭神 | 稲倉魂神 |
祭祀 | 例祭 5月10日(近い日曜日) 例祭には前日より各家庭を麒麟獅子舞で清めて廻る。4年毎に行う大祭には浦安の舞の奉納、屋台がでる。 2月3日の節分祭には餅つき・豆まきを実施、赤鬼・青鬼が出る。 |
旧社格 | 村社 |
各種指定 | |
その他 | 天神川の南岸、市街地に南面して鎮座。 社殿周囲にスギの高木10余本、ケヤキ、シイ、イチョウの疎林あり。 |
由緒
創立年代不詳。往古より稲穂大明神、稲葉大明神または因幡天と称した。
『因幡誌』に「稲穂大明神…中略…武内大臣当国下向の時三韓退治の御幡を此の地に収め祭らる、此に由て国名稲葉の字を因幡と改むといふ、又昔当国の守に任ぜられし人は、必ず先づ此の神宮に詣で敬拝せられしとも云ふ」と記されている。
弘化4年(1847)、台風により社殿が倒壊したが、同年六月藩主池田慶行が寄進再興した。
口伝に太古、大明神が此の地にこられ初めて穂を植え付け住民に奨励された。これが全国に普及し、この地が稲葉の郷といわれるようになったという。卯垣付近には、古苗代・大苗代という地名も残っている。