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犬山神社

神社名
犬山神社 〈通称葦男さん〉
よみ
いぬやまじんじゃ
住所
鳥取市用瀬町宮原275
祭神
國常立尊 大山祇命 保食神 倉稲魂神 素盞嗚尊
祭祀
例祭4月第1日曜日
燈籠奉納…例祭の宵宮祭に午後9時頃より氏子の山口部落の人々が、白い法被を身につけ燈籠を持って参進し、日付が変わるまで宮ごもりをする習わしがある。 
例祭には花籠奉納、麒麟獅子舞奉納がある。
旧社格
郷社
各種指定
社叢が県天然記念物(昭和60年)
その他
境内神社 山ノ神社 稲荷大明神
境内面積 1,122㎡
集落南方の山上に北東に面して鎮座。自然石の石階約200段。

由緒

創立年代不詳。『日本三代実録』巻三五の元慶3年(879)2月の条に「因幡国正六位上大■神従五 位下」とあり、『因幡誌』は「氏神葦男大明神三代實録載之犬山神社是也」 と記している。
斉衡2年(855)に在原行平が因幡守となり下向した時、宮原村に住し、当社を祭祀したと伝わる。
古用瀬、家奥、屋住、安蔵(あぞう)、山口、宮原、川中、樟木原(くぬぎわら)、金屋の九村の氏神で、近世まで葦男大明神(葦生大明神)と称した。
天正9年 (1581)、兵火により社殿他を焼失。
寛永3年(1626)、再建。
明治初年に古称に因んで犬山神社と改 称した。
大正8年に川中の奥山口神社(もと山ノ神大山祇命)、古用瀬の稲荷神社(倉稲魂神)、家奥の和田神社(もと山ノ神大山祇命)、 屋住の杣谷神社(もと一二社権現保食神大山祇命)、江波の村社江波神社(もと山神、大山祇神)、金屋の金屋神社(もと荒神素戔嗚尊)、 樟木原の樟原神社(もと山ノ神大山祇命)、安蔵の岡神社(もと大宝天王)と下谷神社(もと荒神素戔嗚尊)の九社を合祀した。
当社は、古くから旧社号を尊んで足の病に霊験があるとされ、近郷はもとより県外にも多くの崇敬者がある。葦原醜男命を祀るとの古伝承に基づいたもの。 
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