神社名 | 松嶋神社 |
よみ | まつしまじんじゃ |
住所 | 鳥取市島117 |
祭神 | 國常立尊 瓊々杵尊 木花開耶姫尊 |
祭祀 | 例祭5月1日 夏祭大祓7月1日 秋祭10月1日 |
旧社格 | 村社 |
各種指定 | |
その他 | 本殿 明治31年建立 境内神社 大松社(松上大明神安産の守神) 境内面積 1,221㎡ 集落の西方田畑の中に東面して鎮座。典型的な平地社叢。ケヤキ・ムクノキ・タブノキ・ エノキ・スギ等で構成される。 |
由緒
近世まで松上大明神と称した。
『和漢三才図絵』(1712)の因幡国の項に「松嶋大明神松嶋村ニアリ社領十五石」と記されている (社領については本社松上大明神のことと考えられる)。『因幡誌』にも絵図が掲載されている。
棟札は「宝永三年(1706)建立」、「享保三年(1718)新造牛頭大王社(摂社)」、「安政二年(1855)造営松上大明神」等が現存する。
明治初年に松嶋神社と改称した。
古く神戒として井水の設けがなく、村民は飲用水に困難を極めていた。明治33年、当村岡本常三郎が、神慮を窺い自分所有の地所を発掘し良井を得た。以後、村内共有井として長く使用している。
かつて境内に松の巨木があり、『因幡誌』によれば「囲一丈五尺高二丈 余三段ニ分レテ其枝上ヨリ四方ニ垂レテ地ニ接シ又上ニ揚ル気勢アリ社前ニアル長枝十二間余一株ニシテ宛モ森林ノ如シ」とある。後、この松は枯れたが安産に御利益があるとのことで、近郷より参拝者が多かった。明治40年、大松舎を新築し今も保存されている。